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戦国の世、織田信長や豊臣秀吉などの武将達が幾度も戦を重ね、やっと訪れた天下泰平の時代。その裏で何人もの忍者が諜報活動や暗殺などで暗躍していました。今でいう傭兵のような存在でした。

彼ら(彼女ら)は里と呼ばれる集落で修行を行なっていました。有名な里は、現代の三重県伊賀市にあった伊賀の里と、滋賀県甲賀市にあった甲賀の里です。そしてそれぞれのことを「伊賀忍者」「甲賀忍者」と呼びます。

忍びの里同士で敵対することは基本はありませんが、仕えた先によっては任務上で敵対することがありました。

やがて徳川慶喜が大政奉還を行って明治新政府へと政権が移ると、警察や日本軍が創設され、忍者はその長い歴史に終止符をうちました…と表向きにはなっていますが、その忍者の技術は継承され現代もどこかで忍者は存在しています。

猿飛佐助はあの真田幸村に仕えたと言われている特殊部隊「真田十勇士」のリーダー的存在の忍びです。忍者の中でもとても有名な忍者で、ゲームや小説、マンガなどで忍者の設定があると必ずと言っていいほど名前が出てくる忍者です。

猿飛佐助は戸隠の里と呼ばれる忍者の里の出身です。里で野生のサルと戯れている姿に忍びの才能を感じた甲賀の忍者にスカウトされ、甲賀の里で修行し忍術を体得しました。サルと戯れることができるほど小柄ですばしっこく、また変幻自在の名人だったとも言われています。

主君である真田幸村と一緒にたくさんの戦に出陣し、真田家に貢献していたため真田家の通し字である「幸」の字を与えられ、「猿飛幸吉」と名乗っていたとも言われています。

史実では真田幸村は大阪夏の陣で討ち死にしたということになっていますが、実は生き延びたという伝説がありますが、この時に真田幸村の逃走を援助した人物は猿飛佐助だと言われています。

霧隠才蔵は、猿飛佐助と同じく真田十勇士の所属していた忍者で、とても有名な忍者の一人です。実力は真田十勇士のリーダーである猿飛佐助と拮抗しており、真田十勇士の№2でした。

もともと霧隠才蔵は伊賀・名張に隠れ住んでおり、伊賀忍者の頭領である百地三太夫から伊賀流忍術の極意を学びました。その後、姫路城近くの山中で山賊として生きていたある日、山中で猿飛佐助と出会い忍術比べで勝負し、その結果真田幸村に仕えることになりました。

一度豊臣秀吉の暗殺を試みますが、失敗し捕らえられてしまいます。しかし、「豊臣家に一生忠誠を誓う」ことを条件に処刑から逃れることができました。

霧隠才蔵は術を使うときは「オン マリシエイ ソワカ」と唱え術を発動させます。

大阪夏の陣では、雷の化身かのような電光石火の活躍で徳川軍を大軍を蹂躙し、徳川家康の首をとろうと徳川の本陣にまで忍び込みましたが失敗に終わっています。

大阪城が落城したあとは真田幸村の指示に従い、豊臣秀頼の脱出を成功させます。

風魔小太郎は「風魔党(風魔一党)」の代々の頭領の名前です。5代目の上忍風魔小太郎が最も有名で、「身の丈七尺二寸(2m16cm)、筋骨荒々しくむらこぶあり、眼口ひろく逆け黒ひげ、牙四つ外に現れ、頭は福禄寿に似て鼻高し」という異様な姿だったという伝説が残っています。現代でも2m16cmというとすごい大きな人に分類され、バスケットボール選手やバレー選手でいたりしますが、当時で2m16cmというと化物以外の何者でもなかったでしょう。

風魔党は伊賀と甲賀から独立し相模・足柄を拠点として発展した忍者集団で、小田原の北条氏に仕え諜報活動や偵察、後方攪乱、さらに山賊や盗賊の約200人の乱破を束ね活躍していました。

武田信玄の息子、武田勝頼が北条氏が1580年に戦った黄瀬川の戦いでは、、風魔小太郎は闇夜に紛れて武田軍に侵入し、嘘の情報を流し武田軍を混乱させ同士討ちをさせるという荒業を難なくこなしました。

1590年に豊臣秀吉による小田原攻めで北条氏が滅ぼされたあとは、誰に仕えたというわけではなく盗賊に落ちぶれ江戸近辺を荒らし回り懸賞金が掛けられるほどでしたが、1603年に武田家に仕えた忍者の密告により徳川幕府に一網打尽にされ処刑されました。

うずまきナルトは、今日本の子供が一番知っている忍者です。ただし実在した忍者ではありません。週刊少年ジャンプで掲載されていた『NARUTO』という忍者漫画に出てきた主人公で、「~だってばよ」というセリフは多くの漫画好きが真似しました。

うずまきナルトは幼い頃に、父である4代目火影によって体内に九尾を封印されてしまいます。成長するにつれて九尾のチャクラが漏れ出し、初めは九尾の力をコントロールできずに暴走していましたが、体内にいる九尾と話したことによって九尾の力をコントロールすることができるようになりました。

青年になったうずまきナルトはライバルのうちはサスケとの問題を解決し、尾獣をつくりだしたうちはマダラやチャクラの祖であるカグラという強大な敵と対峙。なんとか倒すことができ、原作は終わります。