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湛光風車

上野国に「乱波大将軍」という名前で知られていた「湛光風車」という住職がいた。彼は、長野業政の家臣で、普化宗の僧侶でもあり、虚無僧たちを配下に諜報活動や撹乱活動を行っていた。

虚無僧とは剃髪しない半僧半俗の僧侶で、天蓋と呼ばれる編笠をかぶり、尺八を吹きながら旅をする。顔も見られず、怪しまれない格好な事から、忍者の変装にはピッタリなものだった。しかし、湛光風車の活躍については詳しい記録が残っていない。

「風呂寺」の住職

江戸時代にはいり「風呂寺」と呼ばれる寺の住職になる。訪れるものに風呂を提供し、有り難がられたが、その裏で荷物を探り、悪人を見つけたり情報収集していたと言われている。