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忍者たちは、普段農業など普通に仕事をして午後から日暮れまで忍術の修行の時間にあてていたという。そんな彼らは、身近にある農具や大工道具なども武器にしていた。農具の一つである鎌も忍者にとっては充分な武器だ。

普通の鎌と少し違うのは、刃と柄の間が折りたたんで収納できるようにしたものや、分銅を1メートル以上の鎖でつないだ鎖鎌というのがある。これは、至近距離だけしか狙えない鎌の弱点を補える武器だった。

常に携帯していた武器ではない

忍者が戦うシーンによくでてくる鎖鎌だが、実際は頻繁に使われていなかったようだ。目立たずに動かねばならない忍者にとって、いかにも“武器”というものよりも普通の鎌の方が扱いやすかったそう。