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火器

忍者は火や火薬の事についてとても熟知しており、鉄砲が日本に伝えられる前から火を使いこなしていた。忍者の任務は夜行動したり、暗い中を進んでいかなくてはならないため、火や火薬を使いこなせるようになる事は重要な事だったようだ。

忍術書によると、武器として使われていたものが91種類、松明のように照明として使われていたものが103種類もある。驚かされるのは雨が降っている時も消えない明かりを開発していた事だ。

逃走用火器「鳥の子」

忍者は、目的に合わせて独自に火薬を調合していた。逃走する時に使われていた火器の一つに「鳥の子」というものがある。和紙の中に火薬と発煙剤を詰め、導火線に火をつけて煙で相手が怯んだ隙に逃げるというものだ。