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忍び刀

敵地に忍び込む上で身軽でなければならない忍者にとって、刀の使い方も普通とは違い、「斬る」「刺す」以外の事にも使われていた。忍者が持つ刀の特徴は、下緒が長いということ。「下緒七術」と言って「吊り刀」、「座さがし」など7つあり、相手の足元をすくって転ばせたり、敵を捕らえた時に縄代わりにしたり、止血用に使われていた。

また、敵からの攻撃を避ける防具になる鞘は丈夫に作られていた。

「吊り刀の術」

忍び刀は、登器にも使われていた。1メートル以上もある長い下げ緒を口に咥えて刀を塀に立てかけ、刀を踏み台の代わりにして登る。登り切った後で、下げ緒を引き寄せて回収する、というものだ。