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忍び装束

忍者と言ってまず思い浮かべるのは、全身黒ずくめの忍び装束だろう。テレビや漫画の中に登場する忍者も、よく出てくる。しかし、実際の忍び装束は真っ黒ではなく、柿渋色や紺色だったという。短めの上着に袴、手甲に脚絆をし、敵に必要最小限の部分しか見られないようにするため、顔全体を巻くように覆われた頭巾。この格好は、必ず着用していたわけではなく、戦いの場に着ていく戦闘服だった。

頭巾にも仕掛けが

任務中、相手に自分の顔を晒さないように顔を覆っていた頭巾の長さは、約2メートルもある1枚布。顔を隠すのはもちろん、ロープや包帯の代わりとしても使われていたようだ。