メイン画像
HOME忍びの道具1 > 開器

開器

城内や敵地内に侵入したら、今度はその中へと忍び込まなければならない。そんな時に必要となってくるのが、開器(かいき)だ。開器とは、今で言うピッキングの道具のようなもの。侵入者を阻む扉を壊して侵入するためにはできるだけ音を立てずに壊したりする事だった。代表的なものが「錏」。楕円形の鋸のような形をしている。

また、現在でも使われている大工道具「のみ」なども扉を壊すために使われていた。

開器の多くは大工道具だった

「のみ」だけでなく、「釘抜き」や「鎹」など今でも使われている大工道具をカスタマイズし、使われていた。侵入時にジャマにならないよう普通のものよりも小さくしたり、折りたたみができるようになっていた。