メイン画像
HOME忍者とは > 忍者の原型「悪党」

忍者の原型「悪党」

鎌倉時代にはいると、従来の戦法としては姑息なものと言われていた暗殺やだまし討ちなどを行う「悪党」と呼ばれる勢力が活発化しはじめる。鎌倉時代から南北朝時代にかけて、特に活躍していたのは河内国(今の大阪)の武将楠木正成だ。正成に関して、歴史的資料は少なく、その生涯には謎が多いとされているが、のちに“楠流忍術”として呼ばれることになる、他の武将とは違う変わった戦術の数々がある。

「悪党」の意味とは?

現在の言葉で「悪党」というと、ちょっと悪いイメージを持たれるかもしれないが「悪」という言葉は当時「力強い」とか「逞しい」という意味で使われていた。現在の使われ方とは全く違っている。